未来予測

易の考え方

易占いは未来予測の手段として用いられていますが、一般の方にはあまり人気のない占いの一つです。確かに、道具もタロットと比べて、おしゃれではないですね。昔から「易者」なんて言う言葉もありますが、易は古代中国の哲学として、最初は個人の吉凶禍福を判断するものではなく、宇宙の摂理を知るために用いられていました。その後、古代中国の儒教の学者が宇宙の変化を人間の生活に応用し、やがて儒教の教典(易経、易理)となっていったのです。

易という文字は、交易や貿易にある易と同じで「変わる」(変易)という意味があります。また、日と月を合わせてできた文字が易となったという説もあります。日を「陽」、月を「陰」に形取ったものとしています。物事が変化してやまないわけは、物事が二つの力で組み立てられており、その二種の力が絶えず争って変化しているからだといわれています。この二種の力とは「陰」と「陽」です。これが、易占いに発展する段階で陰陽が組み合わさり、八卦(はっけ)が生まれ、易の基本となっています。さらに、八つの原理に陰陽の変化を考え、八卦をそれぞれ二つ重ねてできたのが六十四卦です。
  
易占いは、人の運命を予測するのが目的ですが、未来は決定論としてあるのではなく、いつでも変化することが可能な状態として存在しています。運命を決定論として考えるのは間違いで、運命は変えられるのです。五年後、十年後のあなたは、現在のあなたの思考と行動によって決定されます。つまり、未来は創造することができるのです。逆にいえば、現在の思考と行動を抜きにして、一足飛びに未来にいくことはできません。そう考えると、未来とはいつでも変化することが可能な状態として存在しているといえます。

現在に最善の思考と行動をすることで、好ましい未来を創造していくための指針として、易の教えは非常に役に立つものなのです。未来は現在の我々の心の中にあり、易占いで人の深層心理に語りかけ、易が教えるキーワードを使って、自分の未来を現在の中に見いだし改善していくことが「易占い」の神髄なのです。

  



 



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