手相と健康




はじめに

生命線、健康線、感情線は、体の中の自律神経の状態をあらわし、内臓を統括している。頭脳線は、体の中の末梢神経の状態をあらわし運動を統括している。木星丘、土星丘、太陽丘、水星丘と向上線、運命線(開運線)、太陽線、水星線、結婚線は中枢神経の活動(高度な精神活動)をあらわしています。つまり、手のひらは体の反射鏡となっていて、本人の健康や性格、才能をよくあらわします。

      
指にあらわれる性格と病気

 親指は呼吸器系、消化器系

親指の標準的な長さは、人差し指の第一関節と第二関節の中間心身の生活力(知力、意志の強さ、病気への抵抗力)をあらわし、第二関節まで伸びると社会的活動能力充分で、円満な人間関係を持てる性格。人の上に立つ可能性が高い。反対に短いのは、頑固で怒りやすい性格となる。短気だが、反面地味で落ち着いた性格ともいえる。用心深い。親指の先がバチ状に膨らんでいると、心臓や肺の病気、リュウマチにかかりやすい。

 小指は生殖器、性的能力、心臓、腎臓などの血液循環系統

小指をみるには、親指の発育状態も見る必要があり、両方発達することにより、立派な生命線が刻まれる。女性にとって大切な指で、すらりと伸びた小指は魅力的になり、湾曲した、いじけた小指や発達の貧弱な小指は、神経遅鈍で融通の利かない性格をあらわし女性的な部分を前面に打ち出す仕事には不向き。(秘書、女優、コンパニオンなど)薬指の第一関節と第二関節の中間よりも短い小指は、生殖機能の発育不全で、子供に恵まれにくい。

 人差し指は、心臓、上腹部などの栄養器官 

人差し指は希望、野心、保守感覚などを示す。ほかの指に比べ太く長い場合は、目的に向かってがんばる野心家。女性は実利一点張りの、なりふりかまわぬやり手のタイプ。

 中指は心臓、腎臓などの血液循環器系

中指は内面的思索力を示す。人差し指や薬指と大差のない長さで短い場合、軽率で誠実味に欠ける。長すぎると孤独性があり非社交的に傾きやすい。

 薬指は神経系統、三半規管、視覚中枢

薬指が美しい人は、ロマンチックで美への憧れが強く、繊細な情感を持っている。芸術的な創造はこの指の発育が悪いと成功しない。他の指と比べて長すぎると夢を追う性格となり、ギャンブルを好み、しばしば現実逃避の傾向がある。つまり、神経症、ノイローゼになりやすい。無責任なタイプの人も多く、女、酒、快楽におぼれやすい。


健康線の現われ方と見方

肝臓系統の、内臓の状態を表し、切れ切れに出ていることが多い。肝臓系が弱ったときは健康線に変化が出やすい。つまり、健康線がまったくないか、出ていても一本の太く真っ直ぐな障害のない線が好ましい。

生命線を切るのは、健康に問題があることが多く、現在健康だと思っている人も、注意して体力増強や検査を怠らないほうがいい。    


生命線の迷信 

生命線は、肺や胃腸の健康状態をあらわしています。昔は結核などの、死亡の確率が高かったため、生命線で寿命をあらわすとされていました。そのため、今でも生命線は寿命をあらわす線として間違った紹介がされています。

最近では心臓系統や肝臓系統の病気で死亡する人が増えていて、感情線(血液の循環)や健康線(肝機能など)の方が寿命に影響しています。






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